公的機関向けサービス

 官公庁や地方自治体などのパブリックセクター(公的機関)が抱える課題は、少子高齢化やライフスタイルの多様化によるものから、地球環境の変化や財政課題まで、多岐にわたります。また、これらの課題が益々高度化・複雑化する中、パブリックセクターでは組織力の向上とともに、成果を最大化するための効率化・合理化の推進が重要となっています。

 パブリックセクターへの民間企業の経営手法の導入は、行政評価システム等の経営管理手法から、ボトムアップの業務改善の活動まで様々な形で拡がってきていますが、弊社では民間企業で培ってきた人材開発・組織開発のノウハウをもとに、パブリックセクター向けに“対話のプロセスを重視した”組織開発アプローチによる組織変革の支援を行っています。

具体的な支援内容を『組織開発の探究』(ダイヤモンド社:中原淳+中村和彦共著)の中で表現されている組織開発のプロセスに沿って紹介します。

見える化(ふだんは見つめていない組織の課題を「見える化」すること)

 弊社では、様々な対話の手法を組み合わせ、ホールシステム・アプローチと呼ばれる多様なステークホルダーとのワークショップの場を通して組織の課題を明確化していきます。組織変革の初期段階においては、専門家や一部の人たちが考えた組織の課題ではなく、多くの人を対話の場に招き入れ、課題を自分ごととして捉え直し、組織の変革に関わる一員となってもらうことが重要です
 また、対話の中で見えてきた課題を書き出し、構造化して「見える化」することで、組織内で課題が共有できると同時に、ひとり一人が個別の問題から組織全体の課題として捉えられるよう視点・視野・視座の変化を促します。

・ワールドカフェ
・ビジュアルミーティング(環境分析/顧客分析等)

ガチ対話(見える化された組織の課題を、関係者一同が見て、話し合うこと)

 行政組織の縦割り意識や部署間の壁などと言われますが、これまでの組織の文化や人々の意識を変えるためには、関係者同士の本音の対話が不可欠です。『他者と働く』(NewsPicks社:宇田川元一著)の中では、対話のプロセスを「溝に橋を架ける」行為になぞらえていますが、見える化された組織の課題を関係者が一同に眺めることで、それぞれの間にある溝を認識することから始め、その溝にどのように橋を架けていくかの対話を重ねていきます

・オープンスペース・テクノロジー
・AI(Discovery→Desire)
・ビジュアルミーティング(SPOTマトリックス等)

未来づくり(自分たちの組織の未来を、自分たちで話し合って、自分たちで決めること)

 対話を通して全員が共有できる価値や共通の基盤(コモングラウンド)を見出だすことが出来れば、未来に向けて自分たちの組織はどうありたいかのビジョンを描きます。未来づくりの対話では「どうあるべきか」といった枠組みを取り外し、それぞれが考えるありたい姿を掘り起こしていくことを通して、自分たちで変化を生成していきます。ひとり一人の想いを言葉にして、その言葉を紡ぎあげるプロセスは変革へのエネルギーやモチベーションを高め、組織のマインドセットに変化をもたらします。

・AI(Design→Destiny)
・フューチャーサーチ
・ビジュアルミーティング(ビジョンマップ、コンテクストマップ等)

事例

パブリックセクターの中でも主に以下のセクターにサービスの提供をいたします。

〇社会福祉法人
A県社会福祉協議会 現在進行中

〇協同組合
A協同組合 現在進行中

〇自治体
〇独立行政法人
〇学校法人
〇公益法人
〇一般法人(一般社団/一般財団)
〇医療法人

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